先日、浜松市のお客様からノートパソコンのバッテリについてお問い合わせがありました。ありがとうございます!
お問い合わせの内容は、バッテリにエラー表示が出ているので、バッテリリフレッシュ等を含めての見積もり依頼でした。
パソコンは下記の富士通ノート型で、Windows 7搭載の少し前のタイプとなります。
富士通ノートLIFEBOOK AH45/H(FMVA45H)
Windows起動はできますので、画面右下のバッテリ表示をチェックしてみると、下記のようにエラー表示が出ています。さすがに5年近く使っていれば、バッテリはヘタってしまい、ほぼ使い物にはならなくなるのは仕方がありません。
バッテリを交換してください。バッテリに問題がるため、コンピューターが突然シャットダウンする可能性があります。
バッテリのアイコン表示も、ACアダプタを付けても付けなくてもバツ印が付いており、いつ電源が落ちてもおかしくない状況。
パソコンのバッテリランプも常にオレンジ点灯で、正常に機能していないことを表しています。
バッテリの数値は上がって、どれくらい保つか分かりませんがバッテリ駆動も数分間は可能、バッテリの着脱が難しい内蔵型となっています。
このLIFEBOOK AH45/Hの価格は性能の割にお値打ちのようですが、その理由の1つに、こうした内部パーツへのアクセスが難しいという点が挙げられます。法人モデルではあまりありませんが、バッテリやメモリ、ハードディスクなど内部パーツを交換する際には、パソコンをある程度分解する必要があります。その分、価格を下げることが可能なのでしょう。
内蔵バッテリを交換するには、まずパソコンを分解(というほどでもないですが)して、バッテリを取り出す必要があります。パソコンの裏カバーのビス10個以上をすべて外し、DVDドライブも外し、下記のようにキーボードを取り外していきます。この中にバッテリが内蔵されています。
キーボードを外すときには接続コネクタを抜いて、ここからさらにビス3本を外し、各パーツの接続ケーブル3箇所を抜いて、ようやくバッテリやハードディスクにアクセス可能となります。最近はあまり見ませんが、なかなか厄介な構造ですね・・・
バッテリのリフレッシュを専門メーカーに見積もりを取ったところ、今までに取り扱いのないバッテリということで、実際にバッテリを送って調査が必要とのこと。その調査費用も必要だったり、取り扱い実績がないことを加味すると、おそらくすべて込みで2万円ほどになりそうでした。
その旨をお客様にお伝えすると、予想よりも高額ということで、今回のバッテリリフレッシュはキャンセルとなりました。他には互換バッテリを購入という手もありますが、あまり信頼性が高くなく、個人的な経験でも満足したことはないので、あまりオススメはできませんね。
今回はキャンセルとなりましたので、もちろん費用を頂戴することはなく、そのままお返しとなりました。こういうこともよくあります。お役に立てずに申し訳なかったですが、これに懲りずにまたご依頼いただければと思います。
ということで、浜松市からのバッテリリフレッシュのご依頼でした。今後ともどうぞよろしくお願いします( ・∇・)
以前に実際にバッテリリフレッシュをした記事です。
互換バッテリはイマイチですね・・・
バッテリのヘタリ(劣化)は避けられません。