【磐田,浜松,袋井】パソコンサポートと出張修理 はてな版

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BUFFALO製LS220DN0202B(NAS)のアクセス権がうまく設定できない

いつもお世話になっている静岡県浜松市のお客様から、ネットワーク型ハードディスク(NAS)の設定依頼がありました。設定内容は、新規フォルダへのアクセス権の付与です。

 

使用しているNASは下記のBUFFALO製LS220DN0202Bの法人モデルとなり、安価なモデルのNASとなっています。こちらで数年前に納品したのですが、バックアップ用に外付けハードディスクを別途増設しています。

www.buffalo.jp

 

そんなLS220DN0202Bですが、現状では共有フォルダにデータをすべて入れており、社員全員が自由にアクセスできる状態になっていますが、今回は新規フォルダを作成して、そこには限られた人のみがアクセスできるように設定していきます。アクセス権の付与ですね。

 

アクセス権設定は、下記のサイトを参考に設定すれば問題ないはずですが・・・これがなぜかスムーズに進みません(T_T)

www.buffalo.jp

 

特に難しい設定はありませんし、社内LANも一般的なLANとなっています。該当フォルダにエクスプローラ経由でアクセスすると、アクセス権付与したにも関わらず、ID&パスワードを聞かれるのです。ID&パスワードを入力しても、フォルダにアクセスできるパソコンもあれば、アクセス不可のパソコンもあり、何が何だか分からない状況。

 

ちなみに、通常ですとアクセス権を設定すれば、エクスプローラ経由でID&パスワードを何も聞かれずに、通常のフォルダのような感じでアクセスできるわけです。ID&パスワードを聞かれる時点で、うまく設定が反映されていないということ。

 

有線LANや無線LANWi-Fi)を切り替えたり、ハブのポートを変更したり、資格情報マネージャをチェックして削除したり、もちろんパソコン再起動をしたりして、最終的にはすべてのパソコンで無事にアクセスできるようになりました(これも謎)が、原因がわからずモヤモヤした気分です。

 

後日、BUFFALOサポートに問い合わせてみると、どうやらその返答の中で気になったのが下記の点です。

 

ご利用のパソコンでユーザー作成した場合、初期に設定があったユーザー名称を変更すると、アクセス制限が正しく動作しなくなります。ユーザー名称を変更する場合、一度ユーザーを削除していただき、新たに作成し直してください。

 

すべてのパソコンにユーザー名が付けてありましたが、今回を機に各自の名前をユーザー名として変更しました。「owner」から「taro」への変更のような感じです。もしかして、この変更が原因だったのでしょうか?変更は不可で再作成というのもかなり大変ですが、今回は無事にアクセスできてまあ良かったかなと。

 

もしかしたら原因は他にあるのかもしれませんが、返答の文面や参考サイトをくまなく調べたところ、上記の変更が原因の可能性が高いので、意外な盲点ですが、次回の備忘録用に憶えておこうと思います。これは分かりませんね・・・(T_T)

 

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クラウド上のストレージの代表格のGoogleドライブ。個人的にも使っており、非常に重宝しています。

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Googleドライブのデスクトップアプリで、パソコン側のストレージ容量を減らさないので、容量の小さなSSD等のときは必須の機能です。

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G Suiteを使っていてもMSオフィスファイルは併用することが多いので、Google側もできるだけMS側に寄り添ってくれています。

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静岡県菊川市からのデータ救出&ファイル復旧|NEC Lavie LL750/E(PC-LL750ES6R)

先日、静岡県菊川市のお客様からデータ救出&ファイル復旧のご依頼がありました。菊川市からのご依頼は少なめですが、どうもありがとうございます!

 

パソコンの状態は、電源が入らなくなって内部のデータだけでも救出したいとのこと。パソコンは下記のWindows 7モデルのNECノートLavie LL750/E(PC-LL750ES6R)となります。

kakaku.com

 

電源も入らず、まったく通電していない状況で、ACアダプタの電圧を測っても正常ですので、おそらくマザーボード故障の可能性が高いです。2011年発売モデルですので寿命といえば寿命でしょう。

 

マザーボードを修理または交換すれば使うことができますが、どうしても費用がかかってしまい、こうした古いパソコンの場合にはマザーボード故障には判断が迷うところです。

 

自動車で例えて言うと、10万キロを超えた自動車がエンジン故障したようなイメージで、メインのエンジンを直しても他のパーツが徐々に故障してきますので、似たような症状と言えるかもしれません。

 

今回はパソコン修理は行わずにデータ救出のみご依頼でしたので、まずは内蔵ハードディスクを取り出していきます。まったく通電していないので、OSを変更してもデータ救出を行うことができませんので、こうして物理的に取り出します。
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今回の機種はハードディスクの取り出しが容易だったので良かったですが、かなりの分解が必要な機種もあります。最近のパソコンはメンテナンス性を考慮して、比較的容易に各パーツへ到達することができる機種が多いかな?

 

モザイクをかけていて申し訳ないのですが、他のパソコンに接続してデータ救出を行います。ハードディスクが物理的に故障していたり、システム障害(論理障害)があると厄介ですが、今回はスムーズに救出ができました。ハードディスク自体は故障していませんでした。
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救出後にデータのチェックを行い、閲覧や文字化け、ウイルス観戦もチェックしていきます。すべて問題なしです。

 

外付けハードディスクやUSBメモリをお持ちでなかったので、こちらで32GBのUSBメモリを用意して救出データを収納して納品となりました。

 

パソコンやスマホでも機器自体は修理や購入すればいいのですが、中のデータは消えてしまったらもう終わりです。仕事用のデータや家族の思い出写真&動画など、泣くに泣けない状況になってしまいます。

 

データ救出&ファイル復旧は100%成功するわけではありませんが、無くなっては困るデータに関しては救出&復旧を試みることをお勧めします。

 

ということで、今回は静岡県菊川市からのデータ救出のご依頼でした。無事に救出できてひと安心です( ・∇・)

 

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液晶画面はバリバリでしたが、幸いにもハードディスクは生きていましたので、データ救出は無事に完了しました。

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古いパソコンでしたので、修理は断念してデータ救出のみ行いました。

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データ救出後にパソコン修理も行いました。液晶一体型でしたが、まだ分解が簡単な機種ですね。

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Google MeetのWEB会議でのファイル添付について

新型コロナウイルスの影響でテレワークが急拡大した現在ですが、その中でWEB会議は必須のツールの1つになっています。

 

WEB会議アプリでは、最近ではCiscoのWebEx派生のZoomが大人気ですが、現時点ではZoom、Teams(Skype For Business)、Google Meet(以下Meet)がよく使われているのかな?と感じます。

 

Zoomに関しては下記のように何度か記事にしていますが、目新しさと分かりやすさがウケて大人気ですね~。無料でもそこそこ使えるので、ビジネス用途というよりも一般の方が軽く使っている気がします。

most.hamazo.tv

 

個人的にMicrosoft 365とG Suiteを使っていることもあり、TeamsとMeetはWEB会議には活用することが多くなってきますが、そのMeetでWEB会議中にファイルを送りたいときにどうすればいいのかな?と、ふと疑問に思いました。

 

WEB会議中の画面をくまなく探しても、ZoomやTeamsのようにファイルを送る機能もなさそうで、「もしかしたら会議中にファイル送信はできないのかな?」と思い調べると、やはり事前準備なしではファイル送信はできないようです。

douga-tec.com

 

「13.ファイルを共有する方法」が該当しますが、要するにWEB会議を作成する際に、必要なファイルをGoogleカレンダー上で添付しておく必要があります。これが事前準備です。

 

この事前準備をしておけば、WEB会議中にその添付ファイルを閲覧できるようになります。この準備をしていないと、添付ファイルの項目に当然何も表示されません。自分でも試してみましたが、簡単に設定ができました。

 

事前に使用するファイルがわかっていれば、Googleカレンダーに添付しておき、WEB会議中に別のファイルを見せたいときには、添付はもうできないので、自分の画面を共有してファイルを共有公開すればいいでしょう。

 

Zoom、Teams、Meetと機能的には基本的にはそう変わりはありませんが、こうした細かな仕様は各ツール毎に異なるので、事前に調べておくと良いでしょう( ・∇・)

 

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テレワーク自体は以前からありましたが、新型コロナウイルスを機に普及というのも何だか微妙ですね。

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Google MeetやTeamsは外部参加が可能になっています。顧客とのやり取りには重宝します。

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WEB会議ツールはZoom、Google Meet、Teams(Microsoft 365)がよく使われている気がします。

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SSDの初期不良・・突然認識しなくなりメーカー交換へ

SSDはハードディスクに比べて軽量で動作速度も早く、一度使ったらハードディスクにはもう戻れないほどの使い勝手ですが、どうも初期不良に関してはハードディスクよりも多いのが個人的な実感です。

 

SSDメーカーはかなりありますので、そのメーカーによっても初期不良率は違うのでしょうが、今回もそんな初期不良に当たってしまいました。メーカーや型番はあえて伏せておきます。

 

ハードディスクからSSDに交換して、事前に作成しておいたUSB回復ドライバからリカバリを試みますが、何度試しても途中でエラーが出てしまいます。こちらはリカバリを始める画面です。

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原因切り分けも兼ねて、Windows 10のクリーンインストールを試しましたが、途中のドライブ選択画面でSSDが認識しておらず表示されていない状況。こちらも何度かクリーンインストールを試しましたが、SSDの認識は変わらず不可のまま。

 

SSDは事前に別パソコンにて診断ソフトで診断しており、その時点では問題なし、認識も当然していました。BIOS上も認識はOK。

 

改めてBIOSを見てみると、SSDが何と認識されなくなっていました。「SATA-0」の欄にSSDが表示されていないといけないのですが、ここで認識不可に変わってしまいました。f:id:pc-most:20200520135859j:image

 

再度、別パソコンで診断ソフトを使ってみると、SSDが今度は認識しなくなっており診断は不可、Windows 10の管理画面でも認識なし、フォーマットも当然できません。

 

元のハードディスクに戻せば問題なく使えますので、これはSSD初期不良で確定です。最初は問題なくて、少ししたら初期不良というのも初めてで、余計に時間を費やしてしまいました。最初から初期不良なら、まだ分かりやすかったんですが・・・

 

初期不良に関してはメーカー交換&返品は可能なので問題ありませんが、客先納品のパソコンなので、お客様へ余計な時間をお待ちいただくことになってしまいました。こちらの作業時間も大幅に増えていますしね。

 

SSD初期不良はメーカーや型番にもよると思いますので、信頼のおけるメーカーのSSDにするのが良いでしょう。初期不良は起こるときは起こりますが、初期不良率が違いますから。

 

SSD初期不良率については、下記の興味深い記事もあります。個人的な経験でも、ハードディスクよりもSSDの方が交換&返品率はかなり高くなっています。ハードディスクは東芝、WD、Seagateなど主要メーカーに限られますが、SSDのメーカーは中国や台湾を含めると相当な数がありますからね。

blog.livedoor.jp

 

今後も同じようなSSD初期不良が出てくるとは思いますが、こちらではどうすることもできないですし、こうして経験を積んでいくしかありませんね。早めの発見に限ります。

 

~こんな記事も書いています~

 

遅くなったパソコンはSSDに換装・交換することで、高速化して生き返らせることができるのでおすすめです。

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ブルースクリーンエラーは今でもよくあります。なかなか厄介ですね。

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こちらもブルースクリーンで、原因はWindows 10(OS)の破損でした。ある日突然壊れるものです(個人的にも経験あり)。

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Windows 10の2004アップデート後に恒例?のバグが発生です

Windows 10 May 2020 Update(以下2004)がリリースされましたが、テストPCを試しにアップデートしてみました。が・・・案の定というべきか、バグがいくつか見つかったので記事にしておきます。

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パソコン自体が古く、元々はWindows 7Core i5(第2世代)ですので、最新の2004からはサポート外になりつつあるのかもしれませんが、いちおう記事にしておきます。

 

ちなみに、自動配信ではなく手動で2004にアップデートしたのですが、下記から入手可能です。

Windows 10 のダウンロード

 

【1】スマホテザリングが使用不可

 

スマホは下記の格安スマホのBlackview BV5500 Proを使用しており、テザリングを使用するとSSIDが「BV5500Pro」とパソコン側のWi-Fiに表示されるのですが、2004にアップデートしたパソコンには表示されなくなってしまいました。

most.hamazo.tv

 

何をやってもこの「BV5500Pro」というSSIDが表示されないので、手動でSSIDとパスワードを入力してみましたが、もちろん不可。他のパソコン(1909)は当然問題なくSSIDが表示されて、テザリング接続されます。

 

SSIDの名称を「BV5500Pro-1」のように変更してみましたが、2004のパソコンはやはりSSIDが出てきません。他の1909パソコンは問題なし。

 

Wi-Fiドライバも更新してみましたが効果なし。Windows 10用のドライバは元々ありませんので、これ以上は対応が難しいです。

 

パソコン側の問題かな?と思い、1909でクリーンインストールしてきれいにセットアップし直してみました。1909の時点ではSSIDが出てきてテザリング接続もOKですが、やはり2004にアップデートした後は同じ症状が発生してSSIDが表示されません。2004のバグの可能性大ですね・・・

 

【2】有線LANポートが不安定

 

有線LANとWi-Fiの両方を使いますが、あるときLANケーブルを挿して使おうとしたらインターネット接続ができていないことに気が付きました。「あれっ?」と思いドライバを見てみると「!」が入っていて不具合が出ています。

 

ドライバの更新や再インストールをしても効果がなく、パソコン自体を再起動すると直っていたりしますが、また後日再発するといった感じで、有線LANが非常に不安定になりました。1909の時点ではまったくこの症状は出ていません。

 

有線LANのドライバもWindows 10用はありませんので、これ以上の対応はできません。

 

パソコン側の有線LANポートが故障したかな?と思い、【1】と同じく1909をクリーンインストールしてみると復活、使用に支障はありません。2004にアップデートするとトラブル発生となります。

 

Windows 10のこうした大きなアップデートは毎回話題になっていますが、もしかしたら今回のような古いパソコンだと余計にエラーが出る可能性が高くなるのかもしれません。

 

しばらく様子見ですが、テザリング不可と有線LANが不安定では業務に支障が出てしまうので、今回は半年ほど1909のままで行こうと思います。2004にアップデートしても、確か1ヶ月以内なら1909に戻せたはずですが、それもちょっと嫌ですからね。

 

その他にお客様の症状としては、直接この2004アップデートと関係があるか不明ですが、Windows 10ログイン時のPINコードが認識しなくなった、ブルースクリーンで起動不可、ビデオドライバのエラーが出て画面がチカチカする、Windows 10破損で起動不可など、最近では寄せられています。直接の関係性はどうなんだろう?

 

Windows 10に限らずiOSも同じですが、こうした大きめのアップデートにはトラブルが付き物なので、一般の方はしばらく待つ方が無難だと思います(T_T)