先日、静岡県磐田市の客先にてMicrosoft 365 Business Basicの設定を行った際に、SharePoint上のエクセルファイルの共同編集ができないことに気が付きました。
Microsoft 365は今回が新規契約で、パソコンは2台あり、1台がエクセル2021で買い切り版をインストール、もう1台がエクセル2019でパソコン購入時に付属(おそらくですが)です。
2台ともMicrosoft 365アカウントにてサインイン済みで、オフィス2010以降ならOKだったはずなので、今回の2019や2021ならエクセル共同編集可能なはずですが・・・
下記のリンク先に載っていますが、いつのまにか仕様変更されていたようです(T_T)
共同編集をサポートしているアプリ Word および PowerPoint は Office 2010 より新しいすべてのデバイスおよびバージョンで共同編集をサポートしています。 Excel モバイル アプリおよび最新バージョンの Excel for Microsoft 365 も共同編集をサポートしています。
ワード&パワーポイントとエクセルの仕様が異なるとは、ややこしいですね。下記はMicrosoft 365サポートからの返信内容の抜粋です。
弊社環境で調査を行いましたところ、Excel の共同編集は Word ならびに PowerPoint とは必要条件が異なっていることを確認いたしました。
SharePoint Online 上にある Office ファイルを複数のユーザーで同時に開き、編集を行うこと (共同編集) につきましては、Word および PowerPoint の場合、ご利用のライセンスにかかわらず Office 2010 以降のすべてのデバイスおよびバージョンで共同編集が可能でございます。
ワード&パワーポイントは従来どおり2010以降ならOK、エクセルだけはMicrosoft 365のサブスク型が必要に変わっていました。この差はすごいですね・・・
しかしながら、Excel の共同編集につきましては、Microsoft 365 のサブスクリプション (Microsoft 365 Apps for business や Microsoft 365 Business Standard が含まれるライセンス) にてインストールされた Excel クライアントをご利用いただく必要がございます。
そのため、買い切り版の Excel 2016 等、Microsoft 365 のサブスクリプション以外からインストールした Excel クライアントを利用しているユーザーが 1 人でも Excel の共同編集に参加した場合、複数のユーザーによる共同編集はできない動作となります。
いつの間にかエクセルだけ仕様変更・・・告知は事前にあったのかな?僕のところにはその旨の告知はなかったはず。
WEBブラウザ版を使うか、Teamsアプリを使うかになりそうですが、仕様なら仕方がないので、次回のパソコン買い替えの際にはMicrosoft 365のオフィスサブスク型がいいかもしれません。
簡単にエクセルの共同編集をしたいのなら、WEBブラウザ上で行うのがいちばんかな?Microsoft 365にログインして、該当のエクセルファイルを開けばOKです。
仕様も刻々と変化していきますので、柔軟に対応していく必要がありますね。
~こんな記事も書いています~
Teamsは今でもちょっとクセがあり使いにくいですが、慣れると便利なツールです。
大容量のデータアップロードには、いつも苦労させられます。
SharePoint(OneDrive)のデータアップロードが遅い・・・
Microsoftに限らず、どのサービスでもアカウント管理(IDやパスワード)はしっかりと行っておきましょう。