静岡県菊川市のお客様よりパソコン修理のご依頼があり、ある日突然ノートパソコンのタッチパッドが効かない状態になってしまったとのことです。
パソコンは下記の東芝ノート dynabook KIRA V63(PV63PSP-KHA)で、2015年購入、Windows 8搭載ですので公式サポートも2023年で終了となっています。
このKIRA V63のタッチパッドのオンオフの切り替えは、FN+F5キーで可能なのですが、このキーもなぜかまったく反応しません。
Linux(Ubuntu)のライブCDで起動してみると、タッチパッドは正常に使えますので、タッチパッド自体の機械的な故障ではないことが確定。ちなみに、セーフモードでもタッチパッドは効きません。
上記の写真のように、デバイスマネージャ内の「マウスとそのほかのポインティングデバイス」を展開すると「HID 準拠マウス」が2つ出てきます。
上のHID 準拠マウスを開いてみると、場所が「I2C HID デバイス」と表示されます。
下ののHID 準拠マウスは、「USB 入力デバイス」となっています。こちらはUSB接続しているマウスのことですね。
「I2C HID デバイス」と表示されている方がタッチパッドとなりますので、このドライバを更新して無事に使えるようになりました。
タッチパッドドライバに関しては、下記のサイトも参考になります。
タッチパッドの設定を変更しようとした際、Windows設定に設定項目がなかったり、デバイスマネージャーにタッチパッドがないケースがあります。本記事では、Windows10/Windows11のPCでタッチパッドが設定できない、またデバイスがない時の対処法を紹介します。
見た目は「このデバイスは正常に動作しています。」となっていましたが、ドライバが何か不具合を起こしていたのでしょう。
使用したドライバは、パソコン内に保存されている下記パスのドライバで、Windows機能を使って自動探索させてあげればOKです。
"C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository"
Windowsログを見てみると、下記のようにエラーが多数出ていましたので、Windows 8を長年使っていてかなりWindowsも破損しているかと思いますので、どこかのタイミングで一度きれいに再インストールをすることをお勧めします。
ということで、静岡県菊川市からのパソコン修理のご依頼でした。どうもありがとうございました!
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タッチパッド自体の故障だと、パソコンを分解して交換作業が必要になります。