個人的には使っていませんが、よく零細~中小企業では使われているのがNAS(ネットワーク型ハードディスク)です。
基本的にはLAN内での使用になりますが安価に利用でき、クラウド全盛の現在でもまだ見かけることが多いです。
そんなNASですが、静岡県浜松市のお客様へパソコン修理後の現地セットアップにお伺いした際に、NASにアクセスできないとご相談を受けました。
NASは下記のBUFFALO製LS220D0402Bです。
ストレージ容量は4TBとたっぷりあり、USB接続でバックアップ用ハードディスクも構築して、定期的に自動バックアップも構築されているようでした。
確かにパソコンをチェックしてみるとLS220D0402Bへアクセスできない状況で、他のパソコンからは問題ないので、おそらく原因はパソコン側でしょう。
他のパソコンでホスト名やIPアドレスはわかるので、そこからアクセスを試みるも不可。PINGはなぜか通ります。
結果から言うと、下記のSMB設定を変更で改善しました。
NAS の SMB バージョンが古く、Windows10 で SMB 1.0/CIFS のチェックが外れていて、アクセスできないらしい。
まさに上記サイトの通りで、下記の「SMB 1.0/CIFS クライアント」「SMB 1.0/CIFS サーバー」の2つにチェックが入っていなかったのでチェックを入れて無事に改善!
もう1つの「NASのSMBのバージョンを上げる」方法は、下記のようにNASの管理画面に入って設定変更が必要みたいですね(型番によって方法は違うでしょうが)。
clean-copy-of-onenote.hatenablog.com
個人的にはNASではなくGoogle WorkspaceとMicrosoft 365を使っているので、データはすべてクラウド上に置いているため、LAN内外を問わずにデータを利用でき、ほとんどの業務をテレワーク可能としています。
とはいえNASも利用価値はもちろんありますので、用途に合わせて上手にデータ管理をしていきましょう。
~こんな記事も書いています~
機械は10年持つこともあれば、半年で故障することもあるものです・・・
今回のトラブルは基板側の障害が原因でしたので、ハードディスク自体は問題なく、データ復旧も無事に完了できました。
なかなか悩ましい選択になります。