先日、いつもお世話になっている静岡県浜松市のお客様より電話があり、ファイルサーバとして使用しているNAS(BUFFALO LS210D0201N)にアクセスできなくなったとのこと。
電話でやり取りしましたが解決しないため、出張サポートでお伺いして対応することに。
NASは下記のBUFFALO LS210D0201Nで、保証期間の1年を少し過ぎてしまっているので保証内の交換は不可となっています。機械は10年持つこともあれば、半年で故障することもあるものです・・・
ある日突然にNASへアクセスできなくなったとのことで、すべてのパソコンから当然アクセスは不可、1台のパソコンにインストール済みのBUFFALO Nas Navigator 2を起動しても何も表示されていません。
上記のNASは正常稼働している写真ですが、白色のランプ点灯ではなく、トラブル時には赤色のランプ点滅7回を繰り返していました。
インターネットで調べてみたら、内部のハードディスク障害の可能性が高そうです。
ランプが7回赤色点滅する場合は、内蔵ハードディスクの故障の可能性があります。商品に添付のソフトウェア「Nas Navigator2」を利用して検索してください。
こちらのYouTube動画と同じ症状ですね。ライブCDのUbuntuからデータ復旧を進めています。
BUFFALO Nas Navigator 2からのNASアクセスは不可なので、背面にある物理的な電源スイッチをオフにしてシャットダウンをしましたが、その後に白い点滅が始まり、10分経っても終わりません・・・仕方がないので、電源コードをブチッと抜く最終手段しかありません。
その後に、挿入されているすべてのケーブル(LAN&バックアップHDD用USB)も抜き、少し落ち着いてから、その2本のケーブルを挿し直し、電源ケーブルを挿して、物理スイッチをオンにしました。
お客様もこの作業を何度もやっていましたが改善しなかったのに、今回はなぜか改善して復活!赤色のランプ点滅7回がなくなり、正常な白色のランプ点灯に変わり、NASへのアクセスも復活しました。
お客様との方法の違いは、ケーブルをすべて抜いた点だけですが。そこが効果的だったのかどうかは定かではありません。
すべてのパソコンからのアクセスも問題なし、大至急で余っている外付けHDDへ大事なデータの手動バックアップを早急に行い、これで少しホッとしました。
NAS接続の外付けHDD(BUFFALO HD-LE2U3-BA)でも毎日定期バックアップを自動化していますので、万が一の際にはデータ復旧も可能ですが、NASと同じくXFSファイルシステムですので、簡単に他Windowsパソコンに接続しても認識しません。
NASへログインして内部確認してもすべて正常、下記の通りファームウェアも最新版が当たっており、チェックディスクは行っていませんが、特に異常は見当たりませんので、しばらくは様子見ですね。
今後も予断を許さない状況ですが、取り急ぎ現時点での手動データバックアップは完了しているので、障害が再発したらそのバックアップデータを使用して凌ぐことになります。
ところが、その翌日・・・同じ症状が再発して、赤色のランプ点滅7回を繰り返してアクセス不可になったとのこと。BUFFALO LS210D0201Nはそう高価な機器でもないので、同型番のNASへ交換対応することになりました。
ということで、今回は静岡県浜松市からのNAS障害の出張サポートのご依頼でした。NAS内のデータを手動バックアップが取れたので少しホッとしましたが、データ管理の大切さを身にしみたトラブルとなりました。
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個人的にはファイルサーバはクラウド一択ですが、それでも手動バックアップはたまに行っています。
バックアップ用の外付けハードディスクも必須ですね。
LS210D0201N(NAS)にて「I54:バックアップタスク1が失敗しています」
客先へのファイルサーバ設置もクラウドが主になってきましたが、それでも安価なNASも設置することは多いです。