以前からGoogle Workspaceを使用していますが、Google Appsのときから使用しているので10年ほど経つのでしょうか。
Googleが提供しているツールなだけに(それも有料でビジネス用)、小さな障害はあったものの、大規模なデータ消失等の事故や危機はありませんでした。
それでも万が一に備えて手動でのバックアップはたまには必要ですので、管理画面上からバックアップ(エクスポート)を時々行っています。
古い記事ですが、下記のように手動でのバックアップが可能となっています。画面内容は若干異なりますが、行うことは同じです。
Googleドライブだけではなく、Gmailや連絡先やGoogleのすべてのツールのバックアップが可能、他システムへのエクスポートにも使えるとのことです。Gmailもたまにはバックアップしておいた方がいいかも?と思いました。
バックアップ設定を行うと、Google側でデータの用意をしてくれるのですが、圧縮形式は.zipと.tgzの2種類から選択可能。以前に.zipを選んだら、4GB制限のためか7つほどのフォルダに分けられていました。
使用容量は20GBほどで多くはなく、1時間ほどでGoogle側のエクスポートの準備が完了でメールが届きました。そのメールのリンク先から、下記の画面に飛びダウンロードが可能となっています。ダウンロード期限は1週間になっています。
今回指定した.tgzの圧縮ファイルでダウンロードできますので、その後に解凍ソフトで解凍して、外付けハードディスクや別クラウドに保管すればOK。.tgzという圧縮ファイルは馴染みがないのですが、一度試してみます。
Google形式(ドキュメントやスプレッドシート等)のファイルも、マイクロソフトオフィス形式(ワードやエクセル等)に自動変換されるので、このバックアップデータから業務再開も可能です(多少のレイアウト崩れは目をつぶる)。
GoogleドライブのWindowsアプリ使用で、エクスプローラから直接Google形式のファイルをコピーしても、リンク先がコピーされるだけでファイルそのものは使用不可なので、この点は注意が必要です。
Google Workspace(Googleドライブ)の使用容量が20GBなので短時間で済みますが、これが何百GBあったら、一体どれくらい時間かかるのだろう・・・とも思ったり。
他のクラウドツールも同じですが、大容量のデータの管理はなかなか大変だといつも感じます。
GoogleやMicrosoftなら、自分でデータ管理するよりもはるかに安全・堅牢だとは思いますが、万が一に備えて時々は手動でのバックアップも行うとより安心ですね。
~こんな記事も書いています~
今回の.tgzの圧縮ファイルの追加記事です。
パソコントラブル【738】Lhaplusでtgz形式を解凍できない
大容量データの受け渡しには、オンラインストレージよりもクラウドのファイル共有が安心でしょう。
データ保管に簡易NASを利用する機会も多いですが、NASもしっかりバックアップ構築が必須です。