SSDはハードディスクに比べて軽量で動作速度も早く、一度使ったらハードディスクにはもう戻れないほどの使い勝手ですが、どうも初期不良に関してはハードディスクよりも多いのが個人的な実感です。
SSDメーカーはかなりありますので、そのメーカーによっても初期不良率は違うのでしょうが、今回もそんな初期不良に当たってしまいました。メーカーや型番はあえて伏せておきます。
ハードディスクからSSDに交換して、事前に作成しておいたUSB回復ドライバからリカバリを試みますが、何度試しても途中でエラーが出てしまいます。こちらはリカバリを始める画面です。
原因切り分けも兼ねて、Windows 10のクリーンインストールを試しましたが、途中のドライブ選択画面でSSDが認識しておらず表示されていない状況。こちらも何度かクリーンインストールを試しましたが、SSDの認識は変わらず不可のまま。
SSDは事前に別パソコンにて診断ソフトで診断しており、その時点では問題なし、認識も当然していました。BIOS上も認識はOK。
改めてBIOSを見てみると、SSDが何と認識されなくなっていました。「SATA-0」の欄にSSDが表示されていないといけないのですが、ここで認識不可に変わってしまいました。
再度、別パソコンで診断ソフトを使ってみると、SSDが今度は認識しなくなっており診断は不可、Windows 10の管理画面でも認識なし、フォーマットも当然できません。
元のハードディスクに戻せば問題なく使えますので、これはSSDの初期不良で確定です。最初は問題なくて、少ししたら初期不良というのも初めてで、余計に時間を費やしてしまいました。最初から初期不良なら、まだ分かりやすかったんですが・・・
初期不良に関してはメーカー交換&返品は可能なので問題ありませんが、客先納品のパソコンなので、お客様へ余計な時間をお待ちいただくことになってしまいました。こちらの作業時間も大幅に増えていますしね。
SSDの初期不良はメーカーや型番にもよると思いますので、信頼のおけるメーカーのSSDにするのが良いでしょう。初期不良は起こるときは起こりますが、初期不良率が違いますから。
SSDの初期不良率については、下記の興味深い記事もあります。個人的な経験でも、ハードディスクよりもSSDの方が交換&返品率はかなり高くなっています。ハードディスクは東芝、WD、Seagateなど主要メーカーに限られますが、SSDのメーカーは中国や台湾を含めると相当な数がありますからね。
今後も同じようなSSDの初期不良が出てくるとは思いますが、こちらではどうすることもできないですし、こうして経験を積んでいくしかありませんね。早めの発見に限ります。
~こんな記事も書いています~
遅くなったパソコンはSSDに換装・交換することで、高速化して生き返らせることができるのでおすすめです。
ブルースクリーンエラーは今でもよくあります。なかなか厄介ですね。
こちらもブルースクリーンで、原因はWindows 10(OS)の破損でした。ある日突然壊れるものです(個人的にも経験あり)。