静岡県浜松市のお客様より、パソコン修理のご依頼がありました。古くからのお客様で、リピート依頼ありがとうございます!
パソコンは東芝dynabook T75/TG(PT75TGP-BWA)で、Core i7 5500U、1TBハイブリッドドライブ、RAM8GB、ブルーレイといった性能です。
トラブルの原因はハードディスクの物理故障なのですが、SSDに交換してWindows 10をインストールしていくときに、起動時に画面下部にノイズが走るときが出てきました。
Windows 10起動前なので、一度起動してしまえば使用は問題ないのですが、頻繁に出るので気になります。
液晶パネルの物理故障の可能性もあるのですが、まずはグラフィックドライバから対応していきます。ドライバは、Intel HD Graphics 5500となり、下記よりダウンロードも可能。
上記の最新バージョンは20.19.15.5171となっており、Windows 10のWindows Updateで当たるのは20.19.15.5126です。
20.19.15.5126だとノイズが走ることがあるので、手動で20.19.15.5171をインストール、その後に下記を参考にドライバのWindows Update経由の自動更新を止めてみました。
Windows10では、パソコンに接続している機器のドライバも、Windows Updateで自動インストールされるようになりました。これはこれで便利なのですが、自動インストールされるドライバが原因で不具合を起こす事もあります。ドライバを削除したり、ドライバのロールバックを行ったとしても、少ししたら、また自動でダウンロードされてしまいます。これを止める方法を紹介しておきます。
ところが、設定後もWindows Updateを走らせると、しっかりと20.19.15.5126が勝手にダウンロード&インストールされてしまい、効果はありません・・・ドライバの更新を止める機能にIntel製グラフィックドライバは該当しないのかな?
仕方がないので、上記リンク先にもある複数のインストール済みドライバの中から20.19.15.5171を指定することで、その後は20.19.15.5171を使い続けられるようになりました。
ところが、結局ドライバ周りを時間をかけて対応したにも関わらず、やはりノイズが出てきてしまうので、これはもう液晶パネル側もしくはマザーボードやケーブル側の問題なのかな?と思うようになりました。
お客様に確認したところ、以前から出ていた症状でしたので、Windows 10は通常通り使えるので、費用的なこともあり、このまま先に作業を続行することになりました。
国内メーカー(特に家庭用モデル)はドライバを公開していることがあまりなく、DELLやHPを使うことが多いので、「ドライバを公開してくれたらみんな助かるのに・・・」とよく思いながら作業をしています。
家庭用モデルのパソコンを使うお客様は、ほとんどリカバリメディア(回復ドライブ)を作成していないので、今回のようなハードディスク故障の際には困ってしまうのです。リカバリメディアを購入するとしても高価ですし、モデルが古いと購入すら不可・・・
ということで、今回はドライバ周りについてのあれこれでした。ドライバも探している人が多く、そこを狙って怪しいサイトが横行しているので、ぜひお気をつけください!
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今回はハードディスクの物理故障でしたが、USBメモリはさらに障害が多い機器です。